パテラ(膝蓋骨脱臼)と聞いてもあまりピンと来ない方はいると思いますが、パテラの発症率は意外と高く、好発犬種もわかっています。研究データをもとにパテラの発症率と、好発犬種を見ていきましょう。
目次
パテラの発症率は?
日本大学 安川慎二氏が2004年~2015年の間に、関東地方の動物病院に来院したわんちゃん合計2,770頭を対象に調査した結果では、およそ5頭に1頭の割合でパテラを発症していることがわかっています。
また、ペット保険のアニコム損害保険株式会社と理化学研究所の共同研究チームが、日本における人気が高い9犬種、0歳の子犬 合計2048頭を対対象に行った調査では、トイプードルの14.1%、7頭に1頭がパテラを発症していることが分かりました。
トイプードルに続いて発症率が高い犬種はポメラニアン11.2%、柴犬11.1%でした。
好発犬種を知っておこう
パテラは小型犬に多く、とくに以下の犬種に多いと言われています。
トイ・プードル、ポメラニアン、チワワ、ヨークシャーテリア
ただ、上記でもお伝えしたように柴犬も発症率が高い犬種であったりと、全犬種にみられる疾患のため、普段から愛犬の体を触ったり、足の動きをチェックしてあげることが大切です。
気になることがあれば獣医師さんに相談しましょう。
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