私がわんちゃんと暮らすようになって本で読んだしつけの1つが、マズルトレーニングでした。
マズルトレーニングは完璧にできなくても口周りを絶対に触らせてくない!ということにはならなったので、チャレンジした意味はあったかなと思います。
マズルトレーニングは本来、母犬が子犬のマズルに顎を乗せてしつけを行ったり、マズルを噛むことで上下関係や『いけないこと』を教える行為で、人間がしつけとして取り入れた方法になります。
そのため、わんちゃん自身も本能的にやってはいけないことだと認識しやすく、わんちゃんの習性に沿ったやり方で効果的なしつけの方法と言われています。
また、マズルトレーニングによって口周りを触らせてくれるようになると、わんちゃんの歯磨きや耳掃除、投薬を問題なくできるようになったり、興奮したときに興奮や行動を制御したりと、日常で役立つ場面もあります。
ただ、マズルにはわんちゃんの感覚器官が集中しているため、最初は触れられることを嫌がる子が多く、難しく感じることもあると思います。
わんちゃんとスキンシップを楽しみながら、トレーニングをして少しずつ慣れさせてあげましょう。
マズルをつかむトレーニング方法
①身体を触ったり頭をなでたりして、リラックスした状態にうる
②マズルを静かに優しくなでる
③鼻先を包み込むように軽くにぎる
※数秒間キープできたら、褒めてあげたりご褒美でおやつをあげたりしましょう
③マズルを軽くつかんだまま上下に動かしてみる
④口を持ち上げたり、開けさせたりする
⑤マズルに触られることに慣れたら、実際にいたずらや悪さををしたときにマズルをつかむ
②の段階でマズルを触られることを嫌がってしまう場合は、おやつを食べさせながらマズルを優しくなでてあげることで、触られることに少しずつ慣らしてあげます。
最初から①〜⑤までやろうとするとわんちゃんにも飼い主さんにもストレスがかかります。必ず段階を踏んでトレーニングをしていくことが大切です。
また、強く握ったり怒ったりすると逆効果になるため、スキンシップの一環としてお互いの信頼関係を築くためのトレーニングだと思って行うようにしてくださいね。途中で褒めてあげたり、ご褒美でおやつをあげたりすることも、わんちゃんのモチベーションにつながります。
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