著作者:freepik
わんちゃんはお腹が痛いときに『祈りのポーズ(姿勢)』をとると言われています。
祈りのポーズは、わんちゃんや飼い主さんを遊びに誘うときにとる『プレイバウ』とよく似ているため、勘違いすると不調のサインを見逃す可能性があります。
今回は『祈りのポーズ』と『プレイバウ』のポーズの見分け方と意味をお伝えします。
目次
『プレイバウ』について
■体制
・地面の近くまで頭を下げて、お尻は上がっている状態
・目線は飼い主さんやわんちゃんの方を見て、しっぽを振っていることが多い
■ポーズの意味
・飼い主さんや他のわんちゃんを遊びに誘っているときのサインであることがほとんど
・興奮している状態で、ポジティブな感情が見受けられる
『祈りのポーズ』について
■体制
・プレイバウと同様に地面の近くまで頭を下げて、お尻は上がっている体制
・目線が定まらなかったり、下を向いている
■ポーズの意味
・お腹に痛みを感じるときに、腹痛を和らげている
・脊髄からくる背中の痛みを感じている
このように、ポーズの見た目は似ていても、わんちゃんが出すサインは全く異なります。
腹痛を示すの病気の中には、急性膵炎や、異物誤飲による急性胃腸炎など、早期に動物病院で対応しないと命に関わる病気もあります。
基本的に痛みを隠すといわれているわんちゃんが『祈りのポーズ』をしたときには、我慢できないほどの痛みを抱えている可能性もあるので、早めに獣医師さんに相談しましょう。
ただ、腹痛がある場合でも、背中を丸めたり、横たわったりするわんちゃんもいます。食欲が落ちていないか、嘔吐やうんちの状態を常にチェックし、把握しておくことも大切です。
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