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アトピー性皮膚炎の正しいスキンケア6つ

わんちゃんのアトピー性皮膚炎は生涯を通してうまく付き合っていく必要があるため、生活の質(QOL)を下げないように、正しくケアをしてあげることが大切です。

スキンケアを正しく行うことで、薬を中心とした治療に頼りすぎず、皮膚そのものを強くし、皮膚のコンディションを良好に保つことができます。

今回はアトピー性皮膚炎のわんちゃんが行うべきスキンケアをご紹介します。

目次

①被毛や皮膚を清潔な状態に保つ
 定期的に身体についたアレルゲンや環境中のダニ、微生物、化学物質をシャンプーで洗い流してあげること
 で、細菌やカビの繁殖しづらい皮膚環境にしたり、皮膚のバリア機能を改善して丈夫な皮膚を作る手助け

 してくれます。

②シャンプー後は保湿し、乾燥対策をする
 シャンプーの後は皮膚や被毛から汚れが取り除かれますが、同時に皮膚に必要な脂成分も除去されてしまう

 ため、皮膚が乾燥しバリア機能が低下した状態となります。

 この状態では、皮膚の中にアレルギーの原因物質(アレルゲン)が侵入しやすくかゆみなどの症状が発症

 する原因にもなるので、シャンプーをした後には保湿スプレーなどを使って保湿を忘れずに行いましょう。

 また、部屋の湿度を高めに設し、乾燥対策も忘れずに。

③適切なシャンプーの回数を知る
 被毛や皮膚の洗い過ぎは必要な皮脂を取り除くため乾燥の原因になったり、体に負担がかかったりする

 ので、獣医師さんと相談し、わんちゃんの状態に合わせて頻度を調整しましょう。

④洗浄力が高いシャンプーを避る
 シャンプーは刺激が少なく、保湿力が高いものを使うと良いですが、症状によって使い分けが必要です。

 シャンプー選びは獣医師さんの指示に従いましょう。

⑤適度なドライイング
 シャンプー後は被毛を乾かさないと風邪をひいたり、皮膚で雑菌が繁殖して皮膚炎を起こしたりすることが

 あります。シャンプーの後はドライヤーで乾かしてあげることが必要ですが、乾かし過ぎは皮膚の乾燥を

 悪化させてしまうので、適度なドライイングが大切です。

 また、ドライヤーの前にタオルで水分を十分に拭き取ってから乾かすと、ドライヤーの時間を短縮でき、

 愛犬の負担も減らせます。

⑥適切な被毛の長さを保つ
 被毛にはアレルゲンが皮膚に付着することを防いでくれる、バリアの役割があります。

 被毛を短くカットしてしまうとアレルゲンが付着するリスクが高まるので、適切な長さを保つようにしま

 しょう。

アトピー性皮膚炎の子も、そうでない子も、皮膚病の発症を防ぐためにも日頃からスキンケアをルーティーンにしてくださいね。

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