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歯周病予防にも!歯垢が溜まりやすい歯を重点的に歯磨きしよう

著作者:freepik

わんちゃんの歯で歯垢が溜まりやすい歯はどこでしょうか?また、体の多きさによっても歯周病になりやすいリスクはあるのでしょうか?

まず、わんちゃんの永久歯は人間と比べて10本も多い42本も生えていますが、体の大きさに関わらず同じ歯の本数があります。そのため、顎が小さい小型犬は、歯と歯が密集しやすくなるという特徴があります。

また、成犬になる過程で抜けるはずの乳歯が残ったままになると永久歯が重なって生えてしまい、これを「乳歯遺残」と呼びます。乳歯遺残があると永久歯が正しい位置や向きに生えないため、歯と歯がぶつかり合ったり、噛み合わせが悪くなること(不正咬合)があります。

つまり、歯が密集していること、乳歯遺残があること、などが原因で歯垢や食べかすが溜まりやすく、歯磨きで落としきれない歯垢や汚れが歯石化し歯周病の原因もなります。

つまり、小型犬の子は、大型犬の子に比べて歯周病になるリスクが高いといえるでしょう。

歯周病のリスクを少しでも減らすために、歯磨きのときには歯垢が溜まりやすい歯を把握しておくことが大切です。

今回は汚れやすい歯をお伝えしますので、歯磨きのときの参考にしてくださいね。

目次

①第4前臼歯(裂肉歯)
 42本の中で最も汚れやすい歯は、上顎に生えているいちばん大きい歯『第4前臼歯』です。
 前臼歯は口の中にいれた食べ物を細かくし、飲み込めるように切断する機能があります。
 上下の歯がうまくかみあって、はさみのように食べ物を裂くことから『裂肉歯(れつにくし)』とも呼ばれます。

②第1後臼歯(裂肉歯)
 2番目に汚れが溜まりやすいのは、 下顎のいちばん大きい奥歯『第1後臼歯』になります。
 後臼歯は上面がすりこぎ状になっていて、細かくなった食べ物をさらに細かくすりつぶす役割をもっています。

③『犬歯』の根元と裏側
 3番目に汚れが溜まりやすい場所は、『犬歯』の根元と裏側になります。
『犬歯』は最も長くてとがっている歯で、とらえた獲物を逃さないように固定する役割があります。奥歯と違い口唇をめくると見えるため歯磨きで磨きやすいですが、根本や裏側まで優しくしっかりと磨いてあげましょう。

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