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犬の水分補給が足りないサインは?飲まない原因と水分摂取量を増やす5つの工夫

著作者:freepik

わんちゃんは「のどが渇いた」と言えないからこそ、飼い主さまが日頃から水分摂取量を気にかけてあげることが大切です。

特に秋冬は気温が下がることで自然と飲水量が減りやすく、夏場も暑さで体調を崩して飲まなくなることがあります。水分が不足すると 膀胱炎や腎臓病、尿路結石 などを引き起こしやすくなるため、季節を問わず意識しておきたいポイントです。

今回は、わんちゃんの水分補給の目安や不足のサイン、そして水分摂取量を増やすための5つの工夫をご紹介します。

目次

1日に必要な水分量の目安

わんちゃんが1日に必要とする水分量は、体重1kgあたり約20〜90ml が目安とされています。

体重ごとのおおよその目安は次の通りです。

  • 体重3kg → 60〜270ml
  • 体重5kg → 100〜450ml
  • 体重10kg → 200〜900ml

幅がかなり広いのは、気温や運動量、フードの種類(ドライかウェットか)によって大きく変わるためです。水分が含まれるウェットフードやスープ、野菜などを与えている場合は、お水を飲む量が少なくなることもあります。

大切なのは、いつもより明らかに飲む量が減っていないか を日頃から観察しておくことです。

水分不足のサインを見逃さないで

わんちゃんの水分が足りているかどうかは、以下のポイントでチェックできます。

  • おしっこの色が濃い ── 水分が十分なら薄い黄色ですが、濃い黄色やオレンジに近い色は脱水のサインです
  • 皮膚の弾力が落ちている ── 背中の皮膚を軽くつまんで離したとき、すぐに戻らなければ水分不足の可能性があります(ツルゴール反応)
  • 鼻や歯茎が乾いている ── 鼻が乾燥していたり、歯茎がベタつくように感じたら注意が必要です
  • 元気がない・食欲が落ちている ── 脱水が進むと全身の倦怠感や食欲低下につながることがあります

これらのサインが見られたら、早めに水分を摂らせる工夫をしてあげてください。改善しない場合は獣医師への相談をおすすめします。

水分摂取量を増やす5つの工夫

「お水を用意しているのにあまり飲んでくれない…」そんなときに試してほしい5つの工夫をご紹介します。

① ささみの茹で汁を与える

愛犬がお水をなかなか飲んでくれないときは、味や香りのついた水分 を試してみるのがおすすめです。

ささみは 低脂質・低カロリーで、タンパク質と骨を丈夫にするリンが豊富 な食材です。茹でたささみをご飯に足したり、茹で汁をスープとしてそのまま与えたり、カリカリのフードにかけてあげると、栄養補給と水分摂取を同時にできます。

私もシェルティにささみの茹で汁をフードにかけてあげています。香りが立つのでいつもより食いつきがよく、自然と水分もたっぷり摂れるので気に入っています。

注意: 腎臓病などの持病がある子は、ささみに含まれる高タンパク・リンが負担になる場合があります。かかりつけの獣医師に相談のうえ与えてくださいね。

② ヤギミルクをおやつ代わりに

ヤギミルク は犬の母乳に近い成分で、消化しやすく下痢になりにくいのが特徴です。タンパク質やカルシウム、リンなどの栄養が豊富に含まれています。

牛乳と比べて 乳糖がほとんど含まれていない ため、乳糖不耐症のわんちゃんにも安心して与えることができます。また、アレルギーを引き起こしにくい点もメリットのひとつです。

ヤギミルクには 脱脂タイプ(低脂質)全脂タイプ があります。脱脂タイプはカロリーが抑えられるので体重が気になる子にもおすすめですが、嗜好性はやや劣ることがあります。愛犬の好みや体質に合わせて選んでみてくださいね。

粉末タイプなら保存しやすく、水やぬるま湯に溶かすだけで手軽にあげられます。寒い日は温めてあげると喜びますし、暑い日は冷たいままでもよく飲んでくれます。tasty! 天使のヤギミルク のように溶けやすさにこだわった商品もあるので、はじめての方にも扱いやすいですよ。

私のシェルティには脱脂タイプのヤギミルクをおやつ代わりにあげています。水分をしっかり摂れる上に栄養も補えるので、日常的な水分補給にとても重宝しています。夏場は水筒に冷たいヤギミルクを入れて持ち歩く のもおすすめです。お散歩やドッグランのあとに冷たいヤギミルクをあげると、喜んで飲んでくれますよ。



▼ お出かけにおすすめのペット用水筒


③ ウェットタイプのご飯に変える

ドライフードの水分量は 3〜11%程度 しかないのに対し、ウェットフードは 約80% も水分を含んでいます。フードを変えるだけで、無理なく水分摂取量を大幅に増やすことができます。

毎食をウェットフードに切り替えるのはもちろん、以下のような使い方もおすすめです。

  • カリカリのフードの トッピング としてかける
  • おやつの代わりに 少量を間食 として与える
  • スープ仕立て のウェットフードを選んで水分量をさらにアップ

嗜好性が高いため、食欲が落ちているときにも食べてくれることが多いです。

HITOWAN 8キューブ は獣医師監修の手作りごはんで、サプリメント成分も含まれている総合栄養食です。ドライフードにかけるのはもちろん、お湯を多めに入れてスープとして与える こともできるので、水分補給にぴったりです。


④ 手作りスープで栄養と水分を一度に

鶏ささみや野菜を煮込んだ 手作りスープ も、水分補給にとてもおすすめです。味付けなしでもお肉や野菜の旨みが出るので、わんちゃんの食いつきは抜群です。

作り方はシンプルで、ささみやにんじん、かぼちゃなどの犬が食べられる食材を水で煮込むだけ。まとめて作って小分けにしておけば、毎回の食事にプラスするのも簡単です。

私は手作り食で野菜を煮込んだ際にスープを多めに作って、お出かけのときもいつも持ち歩いています。ドッグランや散歩のあとにあげると、喜んで飲んでくれるのでおすすめです。

お出かけの際には いなば わんちゅ〜る のようなスティックタイプのおやつを1つ持っていると便利です。愛犬にとっても楽しみが増えますし、手軽に水分補給ができます。ただし、食べたことのある食材(味)を選ぶ ことが大切です。はじめての食材はアレルギーが出る可能性があるため、お出かけ先では慣れたものを与えるようにしましょう。

注意: 玉ねぎ・ねぎ類・にんにくなど犬に有害な食材は絶対に使わないでください。使う食材が犬に安全かどうか、事前に確認しましょう。

⑤ 飲みやすい環境を整える

水分摂取量を増やすには、食事の工夫だけでなく お水を飲みやすい環境づくり も大切です。

  • 水飲みの場所を複数設置 ── リビング・寝室・玄関など、よくいる場所に置いてあげる
  • 高さを調整する ── 首を下げすぎず飲めるよう、食器スタンドで高さを合わせる
  • こまめに新鮮な水に交換する ── 時間が経った水は飲まない子も多いので、1日に数回は取り替える
  • 器の素材を変えてみる ── ステンレスが苦手な子には陶器やプラスチックを試すなど、好みに合わせる

ちょっとした環境の変化で、驚くほど飲水量が変わることがあります。まずはお水の置き場所や器の高さから見直してみてくださいね。

まとめ

わんちゃんの水分補給は、季節を問わず大切なケアのひとつです。

水分が不足すると膀胱炎や腎臓病、尿路結石などの健康リスクが高まります。体重1kgあたり20〜90ml を目安に、おしっこの色や皮膚の弾力もチェックしながら、十分な水分が摂れているか意識してあげましょう。

水分摂取量を増やすための5つの工夫をおさらいします。

  1. ささみの茹で汁を与える ── 香りで食いつきアップ+水分補給
  2. ヤギミルクをおやつ代わりに ── 消化しやすく栄養も豊富
  3. ウェットタイプのご飯に変える ── 水分量約80%で効率的
  4. 手作りスープで栄養と水分を一度に ── まとめて作って持ち歩きもOK
  5. 飲みやすい環境を整える ── 置き場所・高さ・器の素材を見直す

愛犬の好みや体調に合わせて、取り入れやすいものから試してみてくださいね。

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