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皮膚病にならないための【被毛ケア】

著作者:prostooleh/出典:Freepik

わんちゃんの毛は被毛(ひもう)と呼ばれ、手触りの良さやきれいな見た目だけはなく、人間よりも薄い皮膚を外敵や外部の刺激(日差し・紫外線・雨・病原体など)から守る重要な役割を担っています。

また、わんちゃんにはダブルコート*とシングルコートの子がいますが、ダブルコートの子は1年に2回(春・秋)の換毛期で被毛が生え変わり、被毛の量を調節して季節毎の体温管理を行います。(シングルコートの子は通年を通して換毛を行うため、換毛期がありません)

*ダブルコート = 被毛がオーバーコートとアンダーコートの二重構造になっており、換毛期があるため抜け毛が多い

被毛がもつれていたり、清潔な状態に保たれていなかったりと、被毛は本来の役割を果たせず皮膚病になる可能性があります。

今回は皮膚病を防ぐための、正しい被毛ケアをお伝えします。

①マッサージをして手ぐしでとかす

 ブラシに慣れていないわんちゃんは、マッサージの延長にブラッシングができるようにするとよいでしょう。

マッサージをしてコミュニケーションを取り手ぐしで毛をとかしていきます。その際に、被毛を手で触って

 毛がもつれている箇所がないか、皮膚に異常がないかなども、併せてチェックするようにします。
 また、皮膚にトラブルがある場合は、毛が薄くなったり抜けたりしているので、気になるところは注意して

 見るようにしましょう。
 
②ブラッシング
 ブラッシングは外側の美しさや被毛を健康的に保つ目的だけではなく、毛に付着した花粉やハウスダスト・

 寄生虫(ノミ・ダニ)を除去することにも役立ちます。

【ブラッシングの方法】

 ブラシを見せて、慣れさせるとことから始めます。

  1.わんちゃんが触られるのが好きなところ、リラックスできるところを、ブラシでなでます。

  2.ブラシに慣れてきたら、スリッカーやピンブラシを手のひらで持ち、手裏剣のように真横・細かく滑らせ    

   ていきます。 

  3.毛を少し逆なでしてアンダーコートをめくった状態で、細かくとかしていきます。
   ※皮膚トラブルがある場合は獣医師に相談してから、行うようにしてください

③保湿
  皮膚の乾燥は皮膚トラブルや皮膚病の原因となるため、スキンケアとして保湿スプレーを活用して

 皮膚を保湿してあげます。人間の肌が弱酸性ですがわんちゃんは弱アルカリ性のため、人間用のものは

 使用せず、必ずわんちゃん用の保湿スプレーを使用しましょう。

日頃から被毛と皮膚の状態を観察しておくことが大切になります。お散歩の後や寝る前にブラッシングをする、また歯磨きをするときに一緒にブラッシングをするなど、毎日のケアに取り入れてみてくださいね。

ブラッシングや保湿をしても毛艶がよくならない、抜け毛が多く気になる場合は、内蔵のトラブルを抱えていることもあります。気になることがあれば獣医師さんに相談しましょう。

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