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犬も口内炎になる?人間との違いと気づきにくい初期症状を解説

口内炎というと「人間の病気」というイメージがあるかもしれませんが、実は犬も口内炎になることがあります。しかも、人間の口内炎とは性質が異なり、完全に治すことが難しいケースも少なくありません。

犬の口内炎は初期の段階では気づきにくく、気がついたときにはかなり進行していることもあります。普段から愛犬の口の中を観察する習慣をつけて、早めにサインに気づいてあげることが大切です。

この記事では、犬の口内炎の原因や人間との違い、見逃しやすい初期症状、そして予防のためにできることを解説します。

目次

そもそも犬の口内炎とは?

犬の口内炎とは、歯茎・舌・唇の内側・喉の奥など、口の中の粘膜に痛みをともなう炎症や潰瘍ができる状態のことです。

年齢や犬種に関係なく発症する可能性があり、原因が1つに特定できないことも多いのが特徴です。

犬の口内炎と人間の口内炎の違い

「口内炎なら放っておけば治るのでは?」と思うかもしれませんが、犬の口内炎は人間のものとは大きく異なります。

人間の口内炎犬の口内炎
治りやすさ1〜2週間で自然に治る自然治癒しにくく、繰り返しやすい
主な原因ストレス・疲労・ビタミン不足歯周病・免疫異常・感染症など複合的
気づきやすさ痛みですぐにわかる初期は気づきにくい
対処法市販薬で対応できることが多い獣医師の診察・治療が必要

特に注意したいのは、犬の口内炎は繰り返しやすく、根本的な原因を突き止めないと慢性化するという点です。

犬の口内炎の主な原因

犬の口内炎の原因は、1つに特定できないことが多く、複数の要因が絡み合っていることもあります。代表的な原因は以下のとおりです。

①歯周病

最も多い原因の1つが歯周病です。歯垢や歯石が蓄積すると歯茎に炎症が起き、それが口内全体に広がって口内炎を引き起こすことがあります。

②免疫の異常

免疫システムが過剰に反応して、自分自身の口の粘膜を攻撃してしまうことがあります。このタイプの口内炎は治りにくく、長期的な管理が必要です。

③感染症(ウイルス・細菌・真菌)

カンジダなどの真菌感染や、細菌の異常繁殖が口内炎の原因になることがあります。免疫力が低下しているときに発症しやすくなります。

④外傷・刺激

硬すぎるおやつや尖ったものを噛んで口の中を傷つけたり、熱すぎる食べ物で粘膜がダメージを受けたりすることも原因になります。

⑤栄養不足・全身疾患

腎臓病や糖尿病などの全身疾患がある場合、口内環境が悪化して口内炎が発症しやすくなります。

気づきにくい!犬の口内炎の初期症状チェックリスト

犬は口の中の痛みを隠す傾向があるため、初期症状を見逃しやすいです。以下のサインが1つでも見られたら、口の中を確認してみましょう。

  • 歯茎から出血が見られる
  • よだれの量が増えた
  • ご飯を食べない・食べづらそうにする
  • 口臭が急に強くなった
  • 歯茎が赤く腫れている
  • 歯茎に穴や潰瘍がある
  • 口まわりを気にしている・前足でこする
  • 口まわりを触られるのを嫌がる
  • グルーミングの頻度が減った
  • 体重が減ってきた

特に「ご飯の食べ方が変わった」「口臭が急にきつくなった」は最も気づきやすいサインです。いつもと違う様子が見られたら、口の中をそっと確認してみてください。

これらの症状は口内炎だけでなく、歯周病や腫瘍など他の口腔内疾患の可能性もあるため、早めに獣医師に相談することが大切です。

口内炎を予防するために日常でできること

犬の口内炎を完全に防ぐことは難しいですが、日常のケアでリスクを減らすことはできます。

毎日の歯磨きで口内を清潔に保つ

歯周病は口内炎の最大の原因です。毎日の歯磨きで歯垢の蓄積を防ぐことが、口内炎予防にもつながります。歯磨きが苦手な子は、デンタルジェルや歯磨きシートから始めてみましょう。

硬すぎるおやつを避ける

鹿の角や骨など、硬すぎるおやつは口の中を傷つける原因になります。爪で跡がつく程度の適度な硬さのものを選びましょう。

定期的に口の中をチェックする

歯磨きのときや、リラックスしているときに口の中を観察する習慣をつけましょう。赤みや腫れ、出血がないか確認することで、異常を早期に発見できます。

定期的な歯科検診を受ける

歯科治療に力を入れている動物病院で、定期的に口の中の状態をチェックしてもらいましょう。自宅では見えにくい奥歯や喉の奥の異常も発見できます。

まとめ:口内炎は「たかが口内炎」と思わないで

犬の口内炎は人間のように自然に治りにくく、放置すると慢性化して食事ができなくなることもあります。原因は歯周病や免疫異常などさまざまで、根本的な治療には獣医師の診察が欠かせません。

「口臭がきつくなった」「ご飯の食べ方がおかしい」など、いつもと違うサインに気づいたら、早めに動物病院を受診しましょう。日頃から歯磨きと口の中のチェックを習慣にすることが、一番の予防になります。

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