梅雨の時期はわんちゃんも、かゆがったりアトピー性皮膚炎が悪化したりと皮膚の病気にかかりやすくなります。
梅雨に前に準備をして皮膚炎にならないよう、原因を知っておきましょう。
梅雨に皮膚炎になりやすい原因
①湿度が高くバリア機能が低下する
わんちゃんの皮膚は毛に覆われているため、湿気が高くなると蒸れやすくなり、バリア機能が低下します。
バリア機能が低下すると、皮膚の常在菌であるブドウ球菌やマラセチア(真菌)が増殖し、膿皮症やマラセチア性皮膚炎といった皮膚の病気を引き起こします。
②カビやハウスダストなどアレルギー物質の増加
バリア機能の低下に加え、梅雨の時期に増えるカビやハウスダストに反応し、アトピー性皮膚炎が発症・悪化する子も多くなります。また、換毛期と重なる子(柴犬など)は皮膚の病気が出やすい時期でもあります。
いつも以上にこまめに掃除機をかけてアレルギー物質を取り除くととももに、室内の温度・湿度を適切に保ち、遊んでいるおもちゃを綺麗にするなど環境を整えあげましょう。
③雨や泥に触れる
梅雨の時期は散歩時に雨や泥などで毛が汚れる機会が増えます。お散歩後にタオルドライのみで自然乾燥をさせると、濡れた皮膚や毛の中で細菌やカビが繁殖しやくなります。
お散歩の後は汚れを洗い流した後に乾かして、毛と皮膚を清潔な状態に保てるようにしてください。また、お散歩時に洋服を着せてあげると、雨や泥による汚れを防げます。
④お散歩の時間が不規則なる、短くなることへのストレス
雨の時間帯を避けてお散歩をしたり、いつもよりお散歩の時間が短くなったりとルーティンとは違うことに、わんちゃんはストレスを感じます。
ストレスと免疫には深い関わりがあるため、アトピー性皮膚炎がある子は痒みがひどくなることも。
室内ドッグランや雨の日でもお散歩ができるショッピングモールや屋根がある場所へ連れて歩くなど、わんちゃんのストレスを減らしてあげられるようにしてくださいね。また、どうしても難しい場合は、ストレス発散としてノーズワーク*に特化したおもちゃを利用することもおすすめです。
ノーズワーク:わんちゃんが鼻を使って食べ物やにおいを探し当てるゲーム
コメント