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歯周病予防ができる食べ物って?

人間が歯磨きをしなかった場合、歯に溜まった歯垢は1週間~20日で歯石になると言われていますが、わんちゃんの場合は2〜3日で歯石化してしまいます。つまり、わんちゃんは人間よりも歯石になりやすいと言えます。

歯周病』は歯についた歯石を放置することによって起こる病気ですが、歯周病が悪化すると、口腔鼻腔ろうや下顎の骨折などを引き起こし、健康にも悪い影響を及ぼす怖い病気です。

歯周病を予防するためには、歯に付着した歯垢を取るためのケア(歯磨きや歯磨きシートなど)も大切ですが、歯垢がつきにくいご飯・おやつを選ぶと、よりケアが楽になり歯周病を予防できるかもしれません。

今回は歯垢が付着しやすいご飯・おやつを紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

  ■ウェットフード

 ウェットフードに含まれる増粘剤*が歯が歯と歯の間に入り込んだり、歯の表面に付着すると細菌や食べ物がつきやすくなったりすることがあります。

  *増粘剤=ゲル状にしたりとろみをつける目的で使われるもの

 また、水分を多く含んでいるため、食後にお水を飲む量も自然と減ります。そのため、口の中に食べ物が残りやすくなったり、噛む回数が減ることで唾液による口の中を綺麗にする作用(自浄作用)がうまく機能しないことがあります。

■糖分が多く含まれるもの

 糖分の多いご飯やおやつは、糖が口の中にいる細菌のエサとなり菌が繁殖しやすくなるため、歯垢も溜まりやすくなります。

ただ、病気を持っている子や、シニアのわんちゃんは柔らかいご飯が食べやすい場合や、嗜好性の高いご飯・おやつを好んで食べることもあります。そういった子は無理して変える必要はありません

上記のようなご飯・おやつは歯垢になりやすいということを把握することが大切です。

美味しく食べた後は歯磨きやコットンシートで歯垢を落とすケアをしてあげたり、りんごやセロリ、生の人参などを与えて無理なく歯垢を落としてあげるなど、工夫してみてくださいね。

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