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犬の歯周病予防に役立つ食べ物と避けたい食事|歯垢をつきにくくする工夫

人間の場合、歯垢が歯石になるまで1〜3週間かかりますが、犬はわずか2〜3日で歯石化してしまいます。それだけ犬は歯石がつきやすく、歯周病のリスクが高い動物です。

歯周病が進行すると口腔鼻腔ろうや下顎の骨折など深刻な病気を引き起こすため、日頃の予防がとても大切です。歯磨きケアに加えて、歯垢がつきにくい食事を選ぶことも効果的な予防法のひとつ。この記事では、歯周病予防に役立つ食べ物と、歯垢がつきやすい食事について解説します。

目次

歯垢がつきやす��食事を知っておこう

まず、歯周病予防の第一歩として、歯垢がつきやすい食事の特徴を把握しておきましょう。

ウェットフード

ウェットフードに含まれる増粘剤(ゲル状にしたりとろみをつける成分)が、歯と歯の間に入り込んだり歯の表面に付着することで、細菌や食べ物が残りやすくなります。

また、水分が多いため食後に水を飲む量が減りがちです。噛む回数も少なくなるので、唾液による自浄作用(口の中をきれいにする働き)がうまく機能しにくくなります。

糖分が多い食べ物・おやつ

糖分の多いご飯やおやつは、口の中の細菌のエサとなりやすく、菌の繁殖を促進して歯垢を溜めやすくします。人間用のお菓子はもちろん、犬用おやつでも砂糖や甘味料が含まれているものには注意が必要です。

柔らかいフード全般

柔らかい食べ物は歯の表面に付着しやすく、噛む動作が少ないため歯垢が残りやすくなります。ただし、病気のある犬やシニア犬には柔らかいフードが適している場合もあるため、無理に変える必要はありません。歯垢がつきやすいということを理解したうえで、食後のケアを丁寧に行うことが大切です。

歯周病予防に役立つ食べ物

食事やおやつの選び方を工夫することで、自然に歯垢を落としたり、口内環境を整えることができます。

りんご

りんごは適度な硬さがあり、噛むことで歯の表面の歯垢を物理的に落とす効果が期待できます。りんごに含まれるリンゴ酸には口腔内の殺菌作用もあるとされています。種と芯は与えないように注意しましょう。

生の人参・セロリ

繊維質が豊富な生の人参やセロリは、噛むことで歯についた汚れをこすり落とす天然の歯ブラシのような働きをします。おやつとして薄切りにして与えると、歯垢除去と水分補給を兼ねることができます。

ドライフード

ウェットフードに比べてドライフードは噛む回数が増えるため、唾液の分泌が促され口腔内の自浄作用が働きやすくなります。ただし、ドライフードだけで歯垢を完全に防ぐことはできないため、歯磨きとの併用が基本です。

デンタルガム

犬用デンタルガムは、長時間噛むことで歯垢を物理的に除去し、口臭を軽減する効果があります。VOHC(米国獣医口腔衛生委員会)認定のデンタルガムを選ぶとより安心です。硬すぎるものは歯が欠ける原因になるので、爪で跡がつく程度の硬さを目安にしましょう。

食事以外の歯周病予防ケア

食べ物の工夫はあくまで補助的な方法です。歯周病予防の基本は以下のケアを組み合わせることです。

  • 毎日の歯磨き:���垢は2〜3日で歯石になるため、できるだけ毎日磨く
  • デンタルジェル:歯磨きが苦手な犬には舐めるタイプのジェルも有効
  • 歯磨きシート:指に巻いて歯の表面を拭くだけでも歯垢ケアになる
  • 定期的な歯科検診:年に1回は獣医師にチェックしてもらう

歯磨きの際にデンタルジェルを併用すると、抗菌成分が口内環境を整え、歯垢の付着を防ぐ効果が期待できます。ヤギミルク味など嗜好性の高いジェルなら、歯磨きが苦手な犬でも受け入れやすくなります。

まとめ

犬は2〜3日で歯垢が歯石に変わるため、歯周病予防には日々のケアが欠かせません。ウェットフードや糖分の多い食べ物は歯垢がつきやすいことを理解し、りんごや生の人参など歯垢を落としやすい食べ物を上手に取り入れましょう。

おいしく食べた後は歯磨きやデンタルケアで仕上げをすることが、愛犬の歯と健康を長く守る秘訣です。

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